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【夏のスタディツアーを終えて】(2025.8)

今年も毎年恒例のスタディツアーが行われました。 エクマットラのスタディツアーは主に2つのパートに分かれていて、前半のダッカでは現在路上生活をしている子どもたちへのフィールド活動を見学し、後半は農村部の大自然の中にあるエクマットラアカデミーを訪問しそこで育つ子どもたちと交流をします。 エクマットラの活動を通じて異なる環境を実際に見ていただくことで、それぞれの場所で生きる子どもたちの現実や、教育と愛情により成長していく子どもたちの可能性を感じていただければと思い、どちらのパートも大切にツアーの中でご案内しています。 実際に参加者の皆さまからは、 「 ダッカの路上を生き抜く子どもたちの逞しさも、アカデミーでの生活や勉強を頑張る子どもたちの一生懸命な姿も、どちらもとても胸に刺さった 」 「そばに立つ大人の愛情や教育により、こんなにも子どもは変化し、成長していけるのかと感動した」 「私たちから見ると貧しい環境の中でも明るい笑顔で暮らしている子どもたちもいて、幸せとは、心の豊かさとは、何だろうと考える機会をもらった」 「バングラデシュの温かい人々やエクマットラの元気な子どもたちから沢山のパワーや勇気をいただいた」 など、大変貴重なフィードバックを沢山いただいており、ツアーの時間が参加者の皆さまにとっても有意義な時間となったことが感じられ、エクマットラスタッフ一同とても嬉しく思っています。 昨年は政変により、予定していた全てのツアーが中止となってしまいましたが、今年は暫定政権という状況の中でも素晴らしい参加者の皆さまとのご縁に恵まれ、この夏予定していたツアーを全て無事終了することができました。 エクマットラの活動を現地でより深く知っていただくというスタディツアーの目的はもちろんのこと、参加した多くの皆様がバングラデシュのことを好きになってくださることは、この国に住む一員としてとても喜ばしいことですし、バングラデシュという国が持つ独特な魅力なのだと感じています。 この国の人々や子どもたちが持つ、垣根のない人との距離感、おもてなし精神、幸せを感じる力、眩い生命力… 日本で育った私たちがそうしたものに触れることで、得るものや学ぶべきことがきっとあるのだと思います。 毎年ツアーでは参加者の皆様との素敵な一期一会があり、今年も新鮮な視線で活動やこの国と向き合う皆様から、私たちエクマットラスタッフも、沢山の笑顔や感動をいただきました。 参加者の皆さまに心から感謝すると共に、このスタディツアーをエクマットラの名物として、これからも毎年続けていけたらと思います。