【イスラム教の犠牲祭〜コルバニイード〜】(2025.6)

今日はコルバニ・イードというイスラム教の犠牲祭でした。
犠牲祭には色々な意義がありますが、主に信仰心の表明や、富も持つ者は他者に分け与えるという
慈善の精神を持つこと、家族や友人たちと共に食事をすることで団結を深めることを目的に行います。
また、お世話をしてきた動物を屠りそのお肉をいただく、ということを目の当たりにすることで、私たちがいつも食卓でいただいているのはかけがえのない命なんだ、という現実を子どもたちに感じてもらう貴重な機会にもなっています。
屠殺の光景は小さい子たちには刺激が強いので、中学生以上の希望者のみ屠殺に立ち合い、手伝ってもらっているのですが、小さい子の中には数日間お世話をして一緒に過ごしヤギと別れ難く抱きしめている子や、涙を浮かべている子もいました。
子どもたちはそれぞれそうした複雑な感情を抱えながらも、お肉の切り分けから、洗浄、お料理をみんなでお手伝いし、一日がかりの犠牲祭でした。
今年もエクマットラが犠牲祭をできるようにと、子どもたちのために寄付をくださった皆様、本当にありがとうございました!

