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フィールド調査・青空教室


路上生活を余儀なくされる子ども達のために、基礎的な読み書き計算に加え、情操教育を通じて物事を学ぶ意欲を喚起する青空教室。 ダッカのストリートチルドレンが多く集まる場所で定期的に行われています。
 
 
路上で生活する子ども達は生きていくために日銭を稼がねばならず、物乞いをしたり働かされたり、様々な理由で学校に通えない子どもばかりです。 私たちの青空教室は、そうした子ども達が仕事の合間に絵画や歌や踊りなどを通じた情操教育や、識字教育、モラル教育、ライフスキル教育などを受けられる教室です。 「路上に住む子ども達に教育の機会を」という創立メンバーの想いにより始まった青空教室ですが、現在は年齢や家族などさまざまな事情によりエクマットラに入所することのできない子ども達に対して、路上キャリアカウンセリングなどを行い、青空教室からそのまま社会的に認知されている安全な仕事に従事し、自活できるように支援する役割も果たしています。 現在は他団体との協働で運営している青空教室の他に、フィールド活動の大きな柱は、レスキュー活動です。ダッカにやって来た子ども達は時間が経てばそれだけ犯罪や薬物使用、性被害に遭う危険が高まります。そのため、支援を必要としている子どもにすぐに出会えるように各地に情報提供者を募り、セーフティネットを構築しています。連絡があるとすぐにフィールドスタッフが駆けつけ、子どもの安全を確保すべく活動を開始します。長期的なスパンで取り組む子どもたちの支援活動ですが、レスキュー活動は時間との戦いでもあるのです。
この他、地域の子ども達をプロファイリングし、健康状態や置かれた状況などを把握し、子ども達一人ひとりに合ったサポートをするための路上リサーチも行っています。