研究調査

エクマットラは、様々な社会問題に対する活動の発展や新たな手法の開発を行うため、研究活動にも力を入れています。さらに、エクマットラだけでなく他連携団体の活動にもこれらの研究やアイデアは活かされています。
 
 
  • バングラデシュのストリートチルドレンだけでなく、全ての子供たちの基礎的な状況把握と調査研究を行っています。
  • 日々刻々と変わり続ける社会の中で、どのような活動がどのように行われるべきか。その可能性を探るための調査を行っています。
  • 活動を行うために不可欠なソーシャルリサーチを行っています。
  • 新しいアイデアを生成し、他NGOや研究機関などと連携を取り合いながらエクマットラは社会をより良くするための哲学的な立ち位置を確立します。
 
これらの研究は、バングラデシュからだけでなく、様々な国々の研究者やアナリスト、評論家、そして教育機関との連携でなされています。さらに、調査データ収集や評価、分析、フィールド調査、観察などはバングラデシュの公立・私立の高等教育機関の卒業生や在学生によるサポートも得ています。

具体的な研究例

 
バングラデシュ研究機関(Research Initiative Bangladesh : RIB)の委託を受け、2007年から2008年に麻薬中毒の子供たちを対象とし、アクションリサーチと参与観察を行う質的研究手法に基づいた調査研究を行いました。研究結果はRIBの国立学会で発表されています。
この調査はエクマットラが運営する青空教室の拠点であるミルプール聖者廟やミルプール6区の子供たちを対象に、青空教室に集まる子供たちに授業前に調査を行いました。同調査は2009年と2015年にも実施され、困難な状況にあるが支援が得られていない子供たちへの支援の方向性が示されました。
また、2014年にはマイメンシン県の県庁マイメンシン市でも、困難な状況にある子供たちを対象とした調査を実施しました。
さらに、ダッカのストリートチルドレンが置かれた状況を熟知するため、2015年から長期的に継続的な実態調査を開始。調査結果はベンガル語と英語、日本語によるエクマットラニュースレターにて報告しています。ニュースレターには、研究結果以外にも活動内容や子どもたちに関する様々な情報を掲載しています。
 
 
エクマットラの活動はこれらの調査研究に基づき行われています。